山頂の風

 

社長コラム

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あけましておめでとうございます
2017-01-05
 明けましておめでとうございます。年末年始の休暇は、三が日を含め大変穏やかな気候に恵まれました。八雲の熊野大社周辺にもほとんど雪はなく、三が日を過ぎても多くの参拝客で賑わっていました。そこの参道脇に「君が代」にうたわれている「さざれ石」が鎮座しています。小石を集めて大きな巌となる様が発展や躍進を連想します。

 国交省は建設現場の生産性を向上するためにi-Constructionへの取り組みを積極的に推進しています。背景には旧態依然の現場作業や労働災害件数の高止まり、将来の労働力不足等があると思います。そこでICT技術を活用して、測量設計データをそのまま現場で人手をかけずに利用できるよう建設産業全体に変革を促しています。我々測量設計業では特に3次元データへの取り組みが喫緊の課題となっています。30年程前、手書きの図面からCad図面へ変わる時も抵抗がありました。これまで慣れ親しんだものから変わる時には常に抵抗がありますが、乗り越えて行かなければなりません。

 今年はとり年でもあり、「さざれ石」とあわせて飛揚発展を誓いたいと思います。

 
 
基礎研究
2016-12-02
 今年のノーベル医学・生理学賞に東工大の大隅良典栄誉教授が選ばれました。「オートファジー」と呼ばれる、細胞が自らの細胞を分解する仕組みを解明したことが評価されました。詳しい研究内容は難しくてよくわかりませんが、将来難病治療に役立つことが期待されています。また、先日、理研の研究チームが113番目の新しい元素を発見し、「ニホニウム」という日本にちなんだ名前を付けました。いずれも長年にわたって積み重ねられた基礎研究の成果です。応用研究につながる大変重要な研究過程です。

 基礎が重要なことは私たちの業務でも同じです。最近は何でもパソコンをはじめとするデジタル機器に頼りがちですが、入力間違いがあっても教えてはくれません。基礎知識や経験が粗雑事故を防ぐ端緒になります。
 大隅さんの発見は顕微鏡観察から生まれました。現在はアナログ的な考え方はなかなか受け入れてもらえないと思いますが、いつでも取り出せるよう備えておきたいものの一つです。
 
読書週間
2016-11-02
 11月3日の文化の日を中心にした2週間は読書週間ですが、今はすっかりハロウィンの陰に隠れ目立たなくなりました。

 先月催された島根県知事表彰者による技術発表会で、技術士会の林会長が講評の中で言っておられたことに同感しています。それは、技術者はその専門とする分野だけでなく、より広い知識や教養を身に着けてほしいということです。もちろんその専門性は重要ですが、単に高い技術力を持った者ということより人間性が大切だということでしょう。公共事業に携わる技術者は、発注者や地域住民、関連団体等様々な人と関係を持ち、良好なコミュニケーションを築かねばなりません。私たちが持つ建設コンサルタントとしての技術力は人との関わりの中でこそ活かされてくると思います。その為には専門的な知識だけでなく、歴史や文化、芸術等幅の広い教養があれば、その専門性を生かす一助になるのです。

 林会長は本を読むことを推奨していました。分野は問いません。たくさん本を読みましょう。
 
台風
2016-10-03
 6月の技術発表会で東京にある国立西洋美術館(1959年)の話がありました。7月に世界遺産に指定されましたが、建設当時、設計者のル・コルビュジェの下で働いた日本人の一人が吉阪隆正という建築家です。吉阪の代表作のひとつが島根県内に今でも現存する江津市庁舎(1961年)です。伝統的な建築から近代建築へと導いたコルビュジェの薫陶を受けた吉阪の思いが伝わってきます。
 
 シーズン後半になって次々と台風が日本列島を襲っています。現在猛烈な台風18号が接近中で、予報では日本海に進路をとるようです。思い出すのは平成3年の19号です。この台風も日本海にコースをとりました。風速50メートル以上の暴風が吹き荒れ、日本海側に甚大な被害を生じさせました。斐川町でもあちこちで住宅の屋根瓦が吹き飛んだり、窓ガラスが破損したりしていました。屋根そのものが吹き飛ばされたところもありました。
 
 今後の進路には十分注意し、接近する前に安全対策をとるようお願いします。江津市庁舎は1961年以来、台風の暴風や大雨、地震等に耐えてきていますが、備えがあってのことです。
 
リオ五輪
2016-09-01
 西ノ島町の耳浦海水浴場です。隠岐ジオパークの東国賀海岸にあり、波に洗われた丸い石を敷き詰めた浜辺です。

 この夏は連日の熱帯夜とリオ五輪が重なり、寝不足の方も多かったと思います。日本人選手の活躍に胸が高鳴りました。特に団体戦は一個人の力だけではないので、競技後の選手たちの姿を見ていると感動します。バトミントン女子ダブルスで金メダルを取ったタカマツペアは、性格が全然違うらしいですが、お互いの長所を最大限に生かせるような高いチーム力がありました。陸上男子400メートルリレーで銀メダルに輝いた日本チームに、9秒台の選手はいません。

 団体戦では決して高い能力を持った人達だけが集められるわけではありません。限られた人材で、性格も意識、意欲も違う中でチーム作りをしていくことになります。1番の集まりが1番になるとは限りません。そこが団体戦のおもしろさでもありますが、まず、全員が目標を一つに定めることが大切だと思います。
仕事も同じです。

 あれだけ暑かった夏も終わろうとしています。耳浦海水浴場の空にも秋風を感じました。
 
真田丸
2016-08-01
 直江夏祭りの呼びもの、一式飾りはその年の世相を反映したものもあり、興味深く見学しています。今年の特選一席に選ばれたのは、大河ドラマで人気の真田丸でした。

 真田丸は真田信繁(幸村)が豊臣方の大阪城を守るために築いた出城ですが、防御の為というより積極的に攻撃を仕掛ける為に築いたようです。結局は多勢に無勢、家康の勝利に終わりその後の天下太平に繋がりますが、真田丸は家康に相当な脅威を与えたようです。

 仕事でも守るだけではそれ以上の成長は望めません。いろいろな試みを模索し、提案し、積極的な行動が求められます。

 梅雨が明け連日30度を超える猛暑となっています。災害現場も加わり、外での作業は大変ですが、熱中症にはくれぐれも注意して下さい。

 
 
安全週間2016
2016-07-01

 世界遺産の石見銀山には今も江戸時代の建物が残っています。その一つ河島家住宅は銀山奉行に仕えた武士の住宅です。門をくぐると正面に玄関があり、そしてそれに座敷がいくつも続き、当時の面影が偲ばれます。

 石見銀山がある大森をはじめ県内には急傾斜地が多く、それに伴う落石も大変多くなっています。4月には走行中の車両に落石が直撃する死亡事故が起こりました。今後、急傾斜地の点検や改良補強工事に伴う業務等が多くなると思います。落石の多い斜面に入ることになりますので、十分気をつけて作業を行ってください。

 7月1日から全国安全週間が始まりました。この一週間を原点に返る期間と思って、慣れて何気なくとっている行動に、今一度安全確認をしてください。本人はもちろんのこと、家族や同僚のためにも、事故は絶対に起こさないという気持ちを持ち続けていただくようお願いします。

 
金毘羅さん
2016-06-06
 四国金比羅さんへお参りしました。金比羅さんは直江にも分社がありますが、今も各地に講が残っていたりして、人気のあるお宮です。笹山の地すべり工事現場のすぐ横にも金比羅さんを祭った祠があります。

 さて、6月は7月1日からの安全週間の準備期間となっています。読売新聞のコラムに作家古井由吉さんの随筆の話が載っていました。「(戦時下)配給の大豆をより分けていた伯母がいつしか手順を間違え、虫食いの豆粒をいい豆のザルに入れ始めた。手伝っていた自身もつい見逃していたという」。現場作業での間違いだったらと思うとぞっとします。間違いそのものも重大なことですが、その間違いに周りが気づいていないことはもっと重大です。思い込みや伝達ミス、疲労による集中力低下等間違いを犯す原因は様々です。少しでも間違いを減らすために、情報を共有したり、一度立ち止まって手順を確認したりして視点を変えてみることは大切な事です。

 金比羅さんは海上交通の守り神として有名ですが、幸せの黄色いお守りも人気です。幸せな家庭の土台となる無事故無災害を目指しましょう。
 
熊本地震
2016-05-10

加茂大竹の光明寺境内に植えられ、地元で釣り鐘桜と呼ばれている八重桜が、例年より一週間ほど早く満開を迎えていました。

 この一月ほどの間に、我々の業界で注目されるような大きな出来事が立て続けに起こっています。4月14日と16日に熊本県を中心に震度7の大きな地震がありました。土砂崩れや橋の崩落、建物の倒壊等大きな被害が出ています。また、大型連休中の4日に県道浜田作木線の旧羽須美村地内で落石があり、直撃を受けた乗用車の中にいた女子大生が亡くなっています。いずれもインフラ整備において測量設計業務と密接な関係があり、その任務の重さを実感すると同時に、技術的な期待感の高さを感じています。
 熊本地震は今も余震が続いています。一日も早い復興を望みます。

 体を動かすにはちょうど良い季節になりましたが、桜の開花が早かったり強風が吹き荒れたり異常気象と思われる現象が続いています。体調管理には十分気をつけてください。

 
「中村元 慈しみの心」
2016-04-01
 県内各地でソメイヨシノが満開を迎えていますが、早咲きの河津桜は3月初め頃に満開になります。松江市八束町の河津桜も見事でした。

 その八束町の旧役場庁舎内に中村元記念館があります。中村元は松江市出身の哲学者で、古代インド思想研究や比較宗教学者としても知られています。難解な哲学や宗教学を平易な言葉で表し、普及に努めました。山陰中央新報の1面に「中村元 慈しみの心」というコラムが毎日載っています。その中で心に留まった一つを紹介します。「悪意を以て語る人がいる。他人から聞いたことを真実だと思って語る人がいる。人の噂に聖人は惑わされない(ブッダ)」。2千数百年前に語られたことが今でも生きていることに驚きます。今、私たちの周りは、高速通信網の普及やSNS等の発達で、かつてない程沢山の情報に囲まれています。良識のある人は根も葉もない話に振り回されずに、自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じて得たものを大切にするということです。

 これからも「答えは現場にある」ことを実践し、信頼される企業を目指してまいりますので、よろしくお願いします。
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