「敬天愛人」天を敬い、人を愛す。幕末維新で活躍した西郷隆盛が好んで使った言葉として知られています。これを自らの経営の礎としたのが先頃天寿を全うした京セラ名誉会長の稲盛和夫さんです。稲盛さんは京セラを創業し世界的な企業に成長させ、さらに経営破綻した日本航空の再建にも尽力されました。経営者としての遺訓はたくさんありますが、自然の道理や人の痛み、苦労がわかっていたところに西郷との結びつきを感じます。「人間として何が正しいのか」経営の指針として持ち続けたいと思います。
収穫を待つ田んぼに彼岸花が彩を添えていました。
(2022.10.4)